Entries from 2008-01-01 to 1 year

ビスマルクのみた夢。

アルチュール・ランボーが16歳の時、1870年の詩が発見されたと報道されたのは、今月の22日のこと。果て、その真実のほどは定かではないものの、専門家がいうのだから間違いがないのだろう。 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080524-00000904-san-int 簡…

Post-doctoral fellowship@Berlin

Post-doctoral fellowship The transformative power of EuropeAdvertisement for (post-)doctoral fellowships / Research College "TheTransformative Power of Europe"Pending final approval by the German Research Foundation (DFG), a Research Colle…

教科書にのっていない、

ケニアの暴動、ジンバブエの政情不安、価格暴騰による食糧危機、中国やインドの進出、HIVの蔓延、スーダン・ダルフールでの虐殺等々、アフリカのニュースがここのところ、多く報道されるようになってきました。最近、NHKでも連続放送してますものね。ちょこ…

Synodosにてセミナー、

社会学者・芹沢一也さんが主宰されている「シノドス」で、セミナーを行います。 題して「ニッポンの民主主義」です。 「カフェ」の雰囲気とのこと、美味しいコーヒーと美味しいお話が出れば何よりです。 http://kazuyaserizawa.com/synodos/seminar/index.ht…

キムタク、総理へ。

キムタク主演『チェンジ』が始まった。 あ、月9観なきゃ、なんてそそくさと帰宅するなんて大学生以来のことだろうか。週刊誌では、弘兼憲史の『加治隆介の議』に酷似しているなどといわれているが、番宣ですでに総理大臣になることが予告されているのだから…

訂正します、

偶然、こんなコラムがあったことを知りました。 2008年04月11日付け「熊本日日新聞朝刊」のコラムです(著作権法上、全文は掲載せず)。 (別に「天声人語風メーカー」で作ったわけではなく)。▼北大公共政策大学院の吉田徹准教授が「食の格差化も進む」と指…

学会報告。

今年度の日本政治学会の研究大会で以下のような報告を行います。 http://wwwsoc.nii.ac.jp/jpsa2/event/index_2008.htmlA4.分割政府の比較政治司会者:竹中治堅(政策研究大学院大学) 報告者:待鳥聡史(京都大学) 「分割政府の比較経済学:事例としてのア…

誕生日おめでとう。

欧州政治の学術ジャーナル、West European Politicsが2008年(第31号)で30周年を迎えた。 GoetzとMair、G.Smithによる巻頭記念論文では、この雑誌が目指したのは「もっとコンヴェンショナルでケース志向的な大国と小国をカバーできる比較政治」だったとされ…

論文―頂きもの。

いつの間にか頂いた論文が溜まってしまっていました。 有難うございます。高橋進先生から「神奈川大学評論」に掲載された ●「ヨーロッパにおけるナショナル・アイデンティティの現在」 を頂きました。この雑誌は、昔から硬派でとても面白い特集を組みます。…

Au Pays des Milles Collines.

ルワンダ共和国へ行ってきました。 美しい国、美しいゆえに哀しく、また哀しいゆえに美しい国でした。 2000人が文字通り虐殺され死体の山に隠れて助かった人間が護るメモリアルで、何を感じろというのだろうか。 言葉を紡ぎ出せぬゆえ、写真にて。キブ湖の虹…

MA in Science and Security.

The King's Centre for Science and Security Studies, Department of War Studies, King's College London is pleased to offer studentships for the MA in Science and Security and the MA in Non-Proliferation and International Security for full-ti…

闘う65歳。

大学で、コリン・クラウチとロベール・ボワイエという、政治学と経済学の両巨頭を迎えてのワークショップがあった。クラウチは前々から著作から多くを学び、ボワイエはレギュラシオン学派に弟子入りしようと思っていた10年前にパリで会ったこともあり、久々…

寄稿文、

北海道新聞(4月16日付夕)にやや長文の論考を寄稿しています。 タイトルは、「混乱は民主主義のコスト」。 ほぼ同趣旨のものを「論座」6月号(5/1発売)にも書いています。

ファシストの子は・・・

マックス・モズレー、68歳。国際自動車連盟(FIA)の会長がスキャンダルに襲われた。 FIAといえば、F1を初め、WRCラリー、ツーリングカー選手権等々、世界のメジャー自動車レースの主催者団体だ。事の発端は今年3月、英タブロイドの「Nwes of the World」が…

師逝く。

凡そ「比較政治学」のディシプリンに身を置いたことがある者なら、その誤訳だらけの著作にお世話にならなかったことはないだろう。翻訳はアーモンドからハンティントン、アイゼンシュタットにA.ギャンブルにまで及んだ。比較政治学の黄金時代に生まれた目…

Synodus,Praxis.

「ホラーハウス」等で現代社会に警鐘を鳴らし続けている芹沢一也さんが運営するフォーラム、「シノドス」にコラムを寄稿しました。 http://kazuyaserizawa.com/synodos/mm/report/index.html荻上氏が喧伝されていたように、大変充実したメルマガになっている…

ポスト・ミシュラン。

東京版ミシュランの悪口は散々流布されたので、いまさら書くこともないのだけれども、余り指摘されてない弱点がある。それはミシュランのひとつの「売り」でもある「Bib」というカテゴリーがないこと。 これは、いわば「編集部お薦め店」、日本流にいえば「…

United We Stand. Europe has a Mission (2006)

「問題がある、いやそれはアメリカと中国という2つの問題だ―EU大統領の発したこの一言で、特殊舞台が編成された。「英国人」(E.マクレガー)、「スペイン人(P.クルス)」、「ドイツ人」「イタリア人」「フランス人」とだけ呼ばれる先鋭部隊の隊員たち。彼…

政治学で大事なこと。

出るか出るか、と執筆者を含めてハラハラさせていた北大政治学講座による『政治学のエッセンシャルズ―視点と争点』(辻康夫・松浦正孝・宮本太郎編)が無事発刊されるにいたりました。 http://books.yahoo.co.jp/book_detail/32023679私自身は、「団体政治と…

嬉しきことかな。

今年度実現して嬉しかったのは、夏ごろから進めてきた学生のクロアチアの難民キャンプへの派遣プログラムが実現して、見事2人の院生が行って、無事に帰ってきたことだ。自由に使えるわずかなお金が大学に入って、どうせなら何か「有意義」なものに使いたいな…

FRA-LU-BRU-PAR

ミッションを携えて欧州へ。古都ブルージュ、恋人たちの湖。運河の街。欧州議会 ルクセンブルグ、小さな首都。欧州理事会"Sacrosanctum Concilium"、意味深げなCIへ。小さな人形たちが踊っている。「Mort Subite 突然死」というカフェ。もうすぐ天国へ。誰が…

本屋さんへようこそ。

札幌で有名な「くすみ書房」という本屋さんがあります。 同僚の中島岳志さんがここで「ソクラテスのカフェ」というイヴェントを連載企画しており、ここでお話をすることになりました。毎回かなりの「豪華ゲスト」が呼ばれているので、「腕」が試されるところ…

「宣伝会議」だけに・・・

PRパースンの愛読誌といわれる「宣伝会議」が出している「PRIR」という雑誌で、ネット選挙の特集をするというので、2007年のフランス大統領選挙について寄稿しました。その他の国としては、日本、韓国、アメリカが専門家によって分析されています。 マスメデ…

20世紀は何に敗北したのか。

「活かす」ことは難しい。その対象が人間であれ、物質であれ、現に目の前に存在するものをどうすれば「活かす」ことができるのかは、対象ではなく、むしろ主体そのものが問われるからかもしれない。それが「思想」であればなおさらのことだろう。市村弘正の…