Entries from 2007-02-01 to 1 month

「ワインと外交」

ワインと外交西川 恵 (2007/02/16)新潮社 この商品の詳細を見る以前書いたレビューですこぶる好評だった『エリゼ宮の食卓』を著した西川恵氏の新著『ワインと外交』(新潮新書)が出た(横手さんえらい!)。今回はコンパクトな新書であるし、二作目であるし…

援助貴族は貧困に巣食う。

夕張「応援映画祭」が開催された。 「応援」するなら、もっと良い映画があるだろうに、という突っ込みは ともかく、映画好きとしては喜ばしい。春が来れば、プロ野球も相撲もやってくる。 市民団体も行ったし、会社もずいぶんやってきた。最近、地方開発系関…

パリ・スクール・オブ・エコノミクスの誕生。

LSE(ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス)の向こうを張って、PSE(パリ・スクール・オブ・エコノミクス)なる大学院大学がフランスに誕生した。 http://www.parisschoolofeconomics.eu/versfre/? (←ものすごく先行き不安感を感じさせるウェッブサイト…

柳沢発言が負うべき責め。

女性を「生む機械」、家庭は「子供二人が健全」と発言した柳沢厚労相への批判が高まっている。従来から女性の結婚や出産をめぐる言説は、政策的意味と個人の人生観とが絡み合うため解きほぐすのが困難で、混迷の度合いを増している。こうした中、言及され始…

comment made at 7th GSBR workshop.

2月16日、独トリア市議会議員(緑の党選出)のSigrun Priemer氏を迎えて北海道大学大学院法学研究科「研究推進ボード(GSRB)」によるワークショップが開催されました。 以下は吉田によるコメント部分の抜粋。Thank you Naomi, I briefly introduce myself; …

<掲示>独マインツ・欧州史フェローシップ。

The Institute of European History awards fellowships for a research stay in Mainz from July 2007.The Institute promotes research on the historical foundations of Europe – comparative or transnational resp. transcultural projects dealing wi…

前哨戦の開始。

2月をもって、フランスの大統領選は本格的にスタートする。手始めは社会党ロワイヤルの選挙綱領の公表から、だ。その直前に、世論調査機関TNSソフレスの得票率予想結果第11弾が実施された。最近、メディアが「サルコジ・サイクル」に入ったこともあって、ロ…

社会の記憶は何処へ。

ブリティッシュ・ライブラリーが予算削減のために危機に瀕している、という報道が流れた。 年間予算(約1億ポンド)の7%が削減されることにより、開館時間の大幅短縮や利用料の引上げや各種サービス・メニューの廃止を検討しているという。アーカイブの新規…