嬉しきことかな。

今年度実現して嬉しかったのは、夏ごろから進めてきた学生のクロアチアの難民キャンプへの派遣プログラムが実現して、見事2人の院生が行って、無事に帰ってきたことだ。

自由に使えるわずかなお金が大学に入って、どうせなら何か「有意義」なものに使いたいな、と思っていたところ、旧知の元UNHCRの松元洋さんから、学生受け入れをしてもいい旨、快諾いただいた。予算の裏づけがあれば、大学では結構好きなことが出来るんだ、ということも学んだ。ならば、そんなチャンスを逃す話はない。
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一週間ばかりの期間で、どんな経験を胸に帰ってきたのかは、推し量るべくもない。でも、口を揃えて言っていたように、どんな状況でも人間の生活があり、そこに「現場」がある、ということを自分の目で見て、記憶の中の手触りとしてあるかどうかで、世界観は大きく変わってくるはず。ついでにいえば、そんな機会を提供できたことをちょっと誇らしく、そんな経験をしてきた学生を少し羨ましく、その2つが合わさったことをとても嬉しく思う。