Entries from 2008-11-01 to 1 month

大統領もみんなと同じように。

この秋、フランスでちょっとした話題になった「サルコジ人形」。 箱の中を開けると、いけてなーいお人形さんと針数本がブックレットと一緒に入っていて、人形にはこれまでの数々のサルコジの「失言」がプリントされている。「私にはみんなと同じように扱われ…

公共政策という苦難、

北海道大学公共政策大学院(HOPS)のウェッブサイトに「社会を計画するということ」という雑文を寄せました。約2年に渡って、公共政策大学院に所属をしましたが、ある意味「公共政策」という得体の知れない怪物と闘う日々でもありました。その雑感、とでもい…

『政権交代と民主主義』、出ました。

政権交代と民主主義 (政治空間の変容と政策革新)(2008/11)不明商品詳細を見る はじめに(高橋 進) 第I部 民主政の定着と政権交代 第1章 フランス・ミッテラン社会党政権の成立――逆説の政治的革新(吉田 徹) 第2章 ドイツ・ブラント政権の成立――権力の相…

オバマの言葉。

このブログで知ったのですが、オバマがシカゴの勝利演説で日本のことに触れていたのだそうです(聴いてたけど、全然スルーしてましたね)。よく聴いている人もいるものでこの人が噛み付いてました。そこで全文を訳した旧知の小飼弾が反論をしています。果て…

『ミッテラン社会党の転換―社会主義から欧州統合へ』が刊行されました。

『ミッテラン社会党の転換 社会主義から欧州統合へ』 法政大学出版局、ISBN978-4-588-60302-0 C3331 1980年代フランスの社会主義と欧州統合、そして国際的なネオリベラリズムの流れとの間で生じた葛藤は、政治の場でどう捉えられ、どのように処理されたのか…

不死鳥、セゴレーヌ。

バラク・オバマは、「We」を主語に頻繁に使う。 アラン・ドロンは、自分のことを指すのに「彼(il)」と第三人称を使ったけれども、果て「私」という主語しか知らない日本の宰相のリーダーシップとは何なのだろうか。やはり「私たち(nous)」を強調した、20…

「首相府の地獄」@TV5

先々週からフランス国営のTV5で「L'Enfer de Matignon(首相府の地獄)」という、連続インタビュー番組が放映されています。http://www.ina.fr/actualites/diffusions-radio-tele/ もともとはル・モンド紙のジャーナリストの本とのコラボ企画です。 http://w…

「敵こそ我が友」上映トーク。

シアターキノ http://theaterkino.net/ で、ドキュメンタリーフィルム「敵こそ我が友」 http://www.teki-tomo.jp/ についてのミニレクチャーを11月8日の17:15から行います。主人公のバルビーという人物は国際政治権力の縮図の象徴でもあります。御関心のあ…

「シノドス」メルマガ。

社会学者・芹沢一也さんが主宰する「シノドス」。 分野横断的に、様々な形で現在における「知」を模索し、発信しようとしています。 今年の夏「シノドス・セミナー」で話させていただいた内容(前半)が、今回シノドスの有料メルマガで配信されています。 ht…