「二大政党制批判論」の電子書籍化について。
最近になって、拙著の『二大政党制批判』(光文社新書、2009年)を購入しようとしても書店品切れで、出版社に問い合わせてもも品切れ・重版未定で入手できない、とのご指摘を頂くようになりました。
刊行当時は宮崎哲哉さんや東浩紀さんにパワープッシュしてもらったり、共産党・公明党関係者に歓迎されたり、知的世界・現実政治の場でそれなりの反響がありましたが、爆発的に売れたというわけでもなく、民主党の下野とともに「二大政党制」という言葉も流通しなくなり、出版社(特に営業部門)としては二刷りには踏み込まず、電子書籍化するという方向で決まりました。電子書籍化はもうすぐとのことです。
電子書籍化に当たって、幾つかあった細かい誤植や間違いを訂正してあります。
訂正箇所を以下に示しますので、もし本がお手元にあればあわせて訂正をしていただければ幸いです。
4.146ページ 右から5行目
「比例代表性」→「比例代表制」
5.20ページ 右から3行目
「アメリカ合衆国憲法の注釈書である」→「アメリカ合衆国憲法案についての論考である」
6.192ページ 左から3行目
「切り結ぶ」→「取り結ぶ」
7.81ページ 右から6行目
「(敷居値)」 → 「(閾値)」
8.129ページ 右から5行目
「柿沢明仁」 → 「柿沢明二」
9.153ページ 右から5行目
「比例代表制度を導入した結果、戦後史上もっとも高い投票率を実現した」→「比例代表制度を導入した結果、2004年にそれまででもっとも高い投票率を実現した」
以上です。