<論文>どうにか。

以前ほどの余裕はありませんが、一年に一本は「それ相応」のものを活字にしなければ、という(おそらく長くは続かなさそうな)モットーから、滑り込みで書評論文を書きました。

「書評:ドイツ統一とフランス外交−欧州統合はなぜ進んだのか」
『北大法学論集』第57巻第6号、217-230頁

これは、2002年と2005年にそれぞれ出版された

Wie Weltgeschichte gemacht wird. Frankreich und die deutsche Einheit Wie Weltgeschichte gemacht wird. Frankreich und die deutsche Einheit
Tilo Schabert (2002/07)
Klett Cotta Verlag

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Bozo,Frederic,Mitterrand,la fin de Guerre Froide et l'Unification
Allemande.De Yalta a Maastricht,Odile Jacob

という、前者はドイツ人による、後者はフランス人による、何れもドイツ統一に際してフランス=ミッテラン外交がどのように関ったかということを極めて緻密な資料調査によって検証した研究の書評です。これを比較検討すると、何が見えてくるか、というのが主題になっています。

随時抜き刷りをお送りする予定ですが、近いうちに北大法学論集のサイトで、公開される予定です。