【本】いただきもの

例によって、献本いただきながら、すっかり御礼が遅れてしまっている状況です。

古賀光夫さん、岸本由子さんから研究グループ「吉野作造講義録研究会」の
●「吉野作造講義録(1)(2)(3)」『国家学会雑誌』第121巻第9・10号、第122巻第1・2号、第122巻第3・4号
をいただきました。内容もさることながら、こんな綿密な講義をできるものなか、と身につまされます。

空井護先生からは、
●「ロバート・A・ダールの敗北について」『法学』第72巻第6号
をいただきました。「Help me!」という「ターム」は載っていませんね(笑

土倉莞爾先生から、
●「2007年フランス大統領選挙における高得票率にみる市民参加の問題」関西大学経済・政治研究所『セミナー年報2008』、
●「2007年フランス大統領選挙に関する予備的考察」『甲南法学』第48巻第4号
また、柳田陽子先生からは
●「2008年7月21日のフランス憲法内容」『国際関係学研究』No.35
を頂きました。政治の節目節目をきちんと記録しておくことの重要性を学びます。

土倉先生からは、

不可欠な米欧協調―イラク以後の力と秩序不可欠な米欧協調―イラク以後の力と秩序
(2009/06)
サイモン サーファティー

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も戴いています。時宜を得た翻訳であると同時に、高度な国際関係の評論のあり方を堪能することができます。

すっかり遅れてしまいましたが、現代生活研メンバーの方から、

労働と福祉国家の可能性―労働運動再生の国際比較 (シリーズ・現代の福祉国家)労働と福祉国家の可能性―労働運動再生の国際比較 (シリーズ・現代の福祉国家)
(2009/05)
新川 敏光篠田 徹

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を戴きました。タイトルにあるように、先進各国の労働運動の流れと現況が丁寧に分析されていて、研究書としてだけでなく、テクストとしても利用価値が高く、勉強になりました。有難うございます。

田村哲樹先生からは、

政治理論とフェミニズムの間―国家・社会・家族政治理論とフェミニズムの間―国家・社会・家族
(2009/06)
田村 哲樹

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を頂戴しました。いつも有難うございます。読みたくても、知りたくても、中々手軽(?)に読めなかった分野の話だけに、参考になります。

川嶋周一先生からは、
●「ヨーロッパ構築過程における共通農業政策の起源と成立1950-1962」『政経論叢』第77巻第3・4号
を頂戴しました。以前から追っておられたテーマ、日本の欧州統合研究の質の高さと層の厚さを実感します。どうぞ引き続きよろしくお願いします。

川原彰先生からは、
●『政治学・政治理論』A&A発行所
を頂きました(私もちょこっと書いています)。政治理論あり、比較政治学あり、杉田敦高橋和則氏との鼎談あり、講義録あり、と「カワハラ政治学」がてんこ盛りの内容で、おそらく存在する数多ある政治学のテクストとしては最良のものの一冊かもしれません。私家版ですので、ご入用の方は直接研究室へお問い合わせ下さい。

また朝日新聞パリ支局長の国末憲人さんから

サルコジ―マーケティングで政治を変えた大統領 (新潮選書)サルコジ―マーケティングで政治を変えた大統領 (新潮選書)
(2009/05)
国末 憲人

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を頂きました。サルコジ政治分析のツールとして「ストーリーテリング」の概念が紹介されていますが、ちょうど私もこの概念でポピュリズム政治分析をやろうと思っていました。パリでの美味しいワインのお返しに早く上梓したいと思っています。

私の方からも献本できるよう、仕事を進めて行きたいと思います。