<大連立>って何だっけ。

19日付けの毎日新聞の文化欄「現在を読む」に「40年前の事例と日本政治の貧弱」と題されたコラムが掲載されています。

内容は先の小沢一郎民主党代表と福田首相による「大連立騒動」について、60年代末の西ドイツでのブラントSPD党首による「もうひとつの大連立」の顛末と比較をしたものです(なお『論座』12月号で同主旨の長文のものが掲載されます)。

小沢構想に対してはもちろんですが、これを持ちかけたマスコミにも、批判するマスコミにも違和感があります。

丸山眞男やデュヴェルジェを引きながら、何故こうにも政治家もマスコミも幼稚なのだろうか、という問い掛けを遠まわしながらしてみたつもりでいます。新聞向けとしては若干難解かもと思いつつ、依頼をしてくれ、また原文そのままを許してくれた担当者の方に感謝したいと思います。