Entries from 2009-01-01 to 1 year

コンビニ弁当「お持ち帰り」。

「コンビニ排除命令 大量廃棄も考え直そう」 http://mainichi.jp/select/opinion/editorial/news/20090623ddm005070162000c.html 大学3年生の頃だったか、1年ほどコンビニでアルバイトをしていた。「おでん」のスープの味加減に精力をつぎ込み、有線放送のチ…

欧州議会選挙@フランス。

もう赤毛じゃない?!6月7日に開票されたEU27加盟国による欧州議会選挙は、全体として中道右派勢力の続伸がトレンドとなった。社民で議席数を伸ばしたのはノルウェーやギリシャなど、僅かな国でしかない。 それ以上に今回の選挙での大きな特徴は、歴史的な低…

歴史と文書。

公文書法案が成立する見通しとのこと。 http://www.47news.jp/CN/200905/CN2009052101000372.html 公文書保全のための法律は福田首相の肝いりで、ずっと続けられてきた。ヨーロッパ政治史を講じる身ではあっても、歴史家としては中途半端な立場で、日本外交…

新刊が出ます。

5月22日発売 「日本を変える『知』」(光文社) http://www.kobunsha.com/shelf/book/isbn/9784334975715 http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/4334975712.html芹沢一也・荻上チキ編『日本を変える「知」』の「政治編」に執筆をしています。 執筆陣は飯田泰…

献本御礼、

ちょっとの間に献本を頂きました。 有難うございます。首相の権力―日英比較からみる政権党とのダイナミズム(2009/03)高安 健将商品詳細を見る最近の政治過程論の本では最高水準の研究書ではないでしょうか。本格的な比較政治の書でもあります。この分野での…

黒つつじという名のスマートフォン。

まだかまだかと再発売を待っていたBlackberry@ドコモ。思えば、こんなエントリーをしたのが1年半前。 http://yoshidatoru.blog22.fc2.com/blog-entry-111.html 日本の携帯市場にもやってきた。2008年下期になって早々にiPhoneが発売され、どうしようどうしよ…

外交フォーラム5月号。

先日、北大で細谷雄一編『イギリスとヨーロッパ』の出版記念シンポジウムが開かれました。イギリスとヨーロッパ―孤立と統合の二百年(2009/01/27)細谷 雄一商品詳細を見るその概要が『外交フォーラム』に掲載されています。「フランスの立場から」という視点…

リ=カレント。

今年度始まり、そろそろ学会準備の季節となってきました。日本比較政治学会 6月27日(土)13:30〜15:30 自由企画3「もう一つのヨーロッパ―対抗EU運動の諸相」 司会 網谷龍介(明治学院大学) 報告 吉田徹(北海道大学)「政党政治における欧州統合のインパク…

ロマンスグレーの政治学者。

来週カフェ・ド・フロールで朝デートの約束をしたロマンスグレーの政治学者Pascal Perrineau氏。 行きがかり上、パリ政治学院のCEVIPOF(フランス政治研究センター)の研究者と付き合うことが多いのだが、実はこのCEVIPOFが内紛に見舞われているという。ちら…

「赤本」2009年版。

フランスでは「ミシュランガイド」の100周年記念版が発売中。このブログではこの「赤本」について引き続きしつこく言及していきます(笑)。サルコジ大統領がユネスコの無形世界遺産にすべきだと主張するまでになったこの「フランス料理」。 3月2日付けのル…

スラムドッグ$ミリオネアの新しさ。

「おくりびと」騒ぎをみていると、つくづく日本は他者からの評価に弱いのだな、と感じる。 こちらは外国映画賞だが、作品賞、監督賞ほか8部門を撮った「スラムドッグ・ミリオネア」を観る。ダニー・ボイル特有のリズムとテンポで飽きさせない。インド版「ト…

国際ワークショップ「日欧戦後政治学の比較発展史」

以下の要領で国際ワークショップを開催いたします。 ご関心のある方はどうぞ奮ってご参加下さい。●報告(欧州) ジャック・カプドヴィエル (パリ政治学院/フランス政治研究センター教授) 「政治学という相対的に新しい社会科学(A young discipline, rega…

「政治への想像力」ほか。

政治への想像力(2009/01)杉田 敦商品詳細を見る杉田敦先生から頂きました。 政治学を「普通」に語ること、それはつまるところ「想像力」と「語り口」の組み合わせなのではないかと最近感じるようになりました。以前私が「論座」で書いたコラムの批評記事も収…

BNFインターンシップ。

フランス国立図書館で有給研究インターンシップの案内がありました。 外国人にも開かれているこういう制度こそがソフトパワーにつながるのですよね。La Bibliothèque nationale de France lance un nouvel appel à chercheurs pour l'année universitaire 20…

Bond or Bourne?

一足先に「007―慰めの報酬」をみてきた。 原題は"Quantum of Solace"。直訳すると「ほんの少しの慰み」という程度だろうが、久々の良い感じに仕上がったシリーズの邦訳である。SNSやブログではすでに賛否両論出ているが、大方は好意的な意見が多いようだ。確…

牡蠣の絶滅。

漁業規制があってクロマグロがもうすぐ口に入れられなくなるというのは随分と知れ渡ることになったが、今度はフランスの代表的な牡蠣<Claires>が危機にあるという。牡蠣が食べられるようになるには3年かかるそうだが、08年夏に蔓延した原因不明の病気に新…

<新たな>ヨーロッパ左翼。

英フィナンシャル・タイムズ紙09年1月6日付けで、「ヨーロッパの左翼を再生する(reinventing the european left)」という社説は掲載されている。 曰く、欧州左派は、まず中道化の圧力にさらされる一方で、社会の「アウトサイダー」をサルコジやベルルスコ…