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政治学で大事なこと。

出るか出るか、と執筆者を含めてハラハラさせていた北大政治学講座による『政治学のエッセンシャルズ―視点と争点』(辻康夫・松浦正孝・宮本太郎編)が無事発刊されるにいたりました。
http://books.yahoo.co.jp/book_detail/32023679

私自身は、「団体政治とクリーヴィッジ:世紀の利益媒介システムの形成と崩壊」(第3章)と「政治的リーダーシップ(パラダイムの困難と可能性)」(第5章)の2つを担当執筆しました。
「政党と選挙」(松浦正孝)、「デモクラシーと政治参加」(辻康夫)、「エリート競争デモクラシー」(空井護)、「財政と政治」(宮脇淳)、「福祉政治」(宮本太郎)、「政治と宗教」(中島岳志)、「地域統合」(遠藤乾)など、魅力的かつ縦横無尽なテーマが並びました。
目次は以下の通りです。
第1部 現代政治の過程
第1章「政党と選挙」(松浦正孝)
第2章「政治家と官僚」(山口二郎
第3章「団体政治とクリーヴィッジ」(吉田徹)
第4章「財政と政治」(宮脇淳)
第5章「政治的リーダーシップ」(吉田徹)
第6章「デモクラシーと政治参加」(辻康夫)
第7章「エリート競争デモクラシー」(空井護)

第2部 政治の象徴と権力
第8章「暴力と権力」(中村研一)
第9章「政治的象徴」(真壁仁)
第10章「政治と宗教」(中島岳志
第11章「アジアのナショナリズム」(川島真)
第12章「天皇制」(松浦正孝)
第13章「アジアにおける権力」(川島真)
第14章「アジア主義」(中島岳志

第3部 新しい政治課題
第15章「市民社会」(辻康夫)
第16章「NPONGO」(田口晃)
第17章「福祉政治」(宮本太郎)
第18章「財政改革」(宮脇淳)
第19章「ジェンダー」(田口晃)
第20章「リージョナリズムと中央・地方関係」(山崎幹根)
第21章「地域統合」(遠藤乾)

タイトルを「北の政治学から」にしようとか、あの文言はなんだとか、編集過程もいかにも北大政治学らしく、楽しい作業でありました。猛獣使いとなった編者の方々のご心労いかほど、お察し申し上げます。

もっとも、「あとがき」にあるように「これまでにない、わかりやすく、政治学の概念を変えるような、北大初の学生向けの新しいテキストを作ろう、という再生への希望」が込められた本であることは確かです。その結果、政治学というディシプリンを万華鏡に入れて、くるくるまわしてみるとこんな世界がみえる、というようなまばゆいばかりの(めくらまし?)のような「テキスト」になりました。

類にない「テキスト」であることを、多分、執筆された多くの人々が誇りに思っているはずです。

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