いいわけ、

現代用語の基礎知識』2010年度版に新設された巻頭特集に「ポスト政権交代」と題したコラムを執筆しました。
もはや「知恵蔵」も「イミダス」もネット版しか存在しなくなって、類似のデーターベースが無料で提供される中、この種の書籍の役割も変わりつつあるのかもしれません。

現代用語の基礎知識 2010年版現代用語の基礎知識 2010年版
(2009/11/12)
不明

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ところで、この「ポスト政権交代」の項目、中に民主党政権が提示すべき争点として「定住外国人参政権」がある、と持論を展開したところ、この臨時国会で法案を提出する、しないという事態が発生しました。記述内容が見事、「現実」に「追い越された」わけです。「ポスト政権交代」で、政治学者の「腕」も試されています。
もちろん、コラムのメッセージはそれだけに尽きているわけではないので、大過はありませんが、それでも「生もの」を扱うのは難しい、と改めて感じ入りました。

編集者の方曰く、「それでこそ現代用語の基礎知識の存在理由がある」。ちょっと不名誉ながらも、妙な形で胸をなでおろしました。