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Are you Gated?

 今朝の新聞に挟まれていた広告チラシに、「ゲーテッド・コミュニティ」のマンションの案内が入っていた。何でも「道路とフェンスに囲まれた安心」なのだそうだ。

 途上国では、外国人が住むのは当然「ゲーテッド」であるのが大体のデフォルトだが、特段「ゲーテッド」であることを売りにしているわけではない。アメリカやカナダのゲーテッド・コミュニティは治安と社会格差から生まれてきたわけだが、日本でもその社会的雰囲気が醸成されてきたということか。2004年に芦屋で出来たのが、日本で初めてのゲーテッド・コミュニティなのだそう。

今の日本の都市で、一部の大都市の区画を別にすれば(そしてそのような場所にゲーテッド・コミュニティを作るのはほぼ不可能なこと)、特別そのような居住地区を作る必然性は低いはず。それにも係わらず、この種のマンション(戸建でないところがまた日本的でもある)がビジネスになるという現実が存在する。「安心安全社会の実現」などというお題目を換骨奪胎して、プライヴェートな脱社会的存在であるこの種の不動産が突きつけている社会的現実は極めて大きいはず。

ゲーテッド・コミュニティ―米国の要塞都市ゲーテッド・コミュニティ―米国の要塞都市
(2004/06)
エドワード・J. ブレークリーメーリー・ゲイル スナイダー

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