Subscribed unsubscribe Subscribe Subscribe

欧州議会選挙@フランス。

Le Monde斜読み。

daniel.jpg もう赤毛じゃない?!

6月7日に開票されたEU27加盟国による欧州議会選挙は、全体として中道右派勢力の続伸がトレンドとなった。社民で議席数を伸ばしたのはノルウェーギリシャなど、僅かな国でしかない。
それ以上に今回の選挙での大きな特徴は、歴史的な低投票率を記録したことだろう。欧州憲法条約、リスボン条約否決といったネガティブトレンドが継続しているとみてもよいだろうか。

フランスでは、欧州議会選挙が始まって実に初めてとなる、政権与党の議席増という現象がみられた。分析が待たれるところだが、これはひとつに左右陣営内で、与党UMPが2007年の大統領選に引き続いて覇権を維持したのに対して、左派陣営内の社会党が依然求心力に欠いた結果といえそうだ。他方、棄権率は60.2%と過去最高を記録した。

得票率はというと、与党UMPが28%、最大野党の社会党が16.8%。

注目されたのが三番手で、これは「赤毛のダニー」ことコーン=ベンディット率いる緑の党が大躍進をみせて16.2%を獲得、大統領選では「第三の男」の地位を得たMoDem(民主運動)は6.8%の低得票率に甘んじた。

それにしても「ダニー」は本当にテレジェニック。選挙戦は上手かった。「老兵死なず」といったところだろうか。

極右の国民戦線、さらに共産党トロツキスト政党のNPA(新反資本主義党)などの極左政党も思ったほどの支持を集めることができず、5-6%の混戦模様となった。リベルタスという共通「ブランド」で闘ったMPFとCPNTも4.8%と低迷した。

それにしても社会党が多数派の地域圏議会でも与党に敗北したことは、同党が深刻な状況にあることを物語っている。社会党は落ちるところまで落ち、危惧された選挙を乗り切ったサルコジ与党は改革に一層の弾みをつけることになるだろう。

Remove all ads