<新たな>ヨーロッパ左翼。

フィナンシャル・タイムズ紙09年1月6日付けで、「ヨーロッパの左翼を再生する(reinventing the european left)」という社説は掲載されている。
曰く、欧州左派は、まず中道化の圧力にさらされる一方で、社会の「アウトサイダー」をサルコジベルルスコーニといった右翼にさらわれてしまったことで、身動きがとれないという。さらに最近の財政規律や過去の「アナクロな」イデオロギーから脱却できないことも、大胆な刷新ができないことの理由だとしている。これが、金融経済危機の最中にあってもなぜヨーロッパの左派の再生につながらないか、である。
ではどうしたらよいのか。FT紙は、「三つのE」、すなわちEnvironment(環境),Europe(欧州),Enterprie(企業)に再生の鍵があるという。環境政策は官民提携がなければ実現せず、欧州は左派政党のメルクマールであったし、企業には社会変革の力があるからだという。確かに、資本主義の危機の時代にあって、こうしたファクターは欧州左派にとっての再生のチャンスを提供することは確かだろう。


英国つながり・・・ということで。
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↑そろそろ使い込まれてきたグローブトロッター。
最近ふと気付いたのだが、このトランクは正面から向かって左にハンドルが付けられている。
実はこれ、エスカレーターで右側に立つと、ハンドルがこすれる原因になる。「だから洋物は」と思っていたのだが、関西方面に行くと逆に立つので問題がないことにも気付いた。
確か、英国のTubeに乗った時はやはりエスカレーターの右側に立つのだったと思うだが・・・ということは、このトランクはやはり自分で持って移動することを想定していない代物なのかも、とやはり気付いたのでありました。