不死鳥、セゴレーヌ。

バラク・オバマは、「We」を主語に頻繁に使う。
アラン・ドロンは、自分のことを指すのに「彼(il)」と第三人称を使ったけれども、果て「私」という主語しか知らない日本の宰相のリーダーシップとは何なのだろうか。

やはり「私たち(nous)」を強調した、2007年フランス大統領選挙の敗北者、セゴレーヌ・ロワイヤルが赤丸急上昇中だ。今週末開催されるフランス社会党の党大会の事前動議(contribution)に対する一般党員投票で、ロワイヤル派が相対多数派を占めた。ロワイヤルに辛苦を舐めさせられた執行部は、一致してパリ市長・ドラノエ派をバックアップしてきたが、蓋を開けてみたら、ロワイヤルが復活したという状況になった。ロワイヤルの元夫のオランド書記長は毎日にように「それでどおうするんだ?!」と方々に電話しているという。

ロワイヤルの「復活劇」には、地方地域圏議長の強力なバックアップがあったためと言われている。迷走する社会党に対する地方の反乱なのだろうか。本番のランス党大会では、ドラノエ派、ロワイヤル派、ドロール元欧州委員長の娘であるオブリー派の三派による、文字通り三つ巴の戦いとなる。

リーダーシップとは、特定の空間と局面においては公共財としての機能を果たす。そのようなリーダーシップが不在の場合、政治は混迷の度合いを増すのだろう。

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