職場結婚?

サルコジ大統領による組閣から2夜明けました。昨日は大統領による共同TVインタビューがあり、ジャーナリストから色々と突っ込まれていました。3月から内閣改造をすると宣言しておきながら、首相も変えず、結局大きなサプライズも入れ替えもなかったのは、支持率が落ちる中で政府に対して影響力を行使するための作戦だったのか、と勘ぐりたくなります。

何れににしても、2012年の大統領選までフィヨン首相をこのまま据えることになれば、任期中に首相が変わることのなかった唯一の大統領ということになります。もちろん、これには大統領任期が5年になったことや、首相より大統領が前面に出て政治を指揮する”ハイパー大統領”だということも影響しているのは間違いありません。

新内閣(”フィヨン?”)は、シラク派の最後の大物で元首相のアラン・ジュペが国防相として入閣した以外、特段「華」がありません。「国境なき医師団」の創始者のクシュネール外相も、中道の大物ボルロー環境相も退陣とあいなりました。

そんな中での話題が、アリオ=マリ外相とオリエ議会担当相。実はこの2人、夫婦なのです。知り合ったのは旧ゴーリスト党の青年部の大会といいますから、随分長い付き合いなのですが、入籍したのは比較的最近のことだといいます。

つまり、閣議には夫婦揃って出席することになるわけで、もし喧嘩でもすれば、かなり政治的な夫婦喧嘩ということになるのかもしれません。

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