「映画と政治」

10月17-19日に、フランスのトゥールで「映画と政治」についての初めてのフェスティバルが開催されます。
http://www.cinema-politique-tours.fr/le-festival/presentation.html
コンペティションもある模様。

上映される作品のラインナップも古今東西万弁なくカヴァーされていて(ソクーロフ監督の『太陽(Sunshine)』もリストに入っています)、中でも未見のイングマール・ベルイマンの『蛇の卵』(The Serpent's Egg,1977)が気になります(ワイマール時代を舞台にしているようです)。
その他にも、野党時代の英労働党を描いたTVシリーズ(『The project』←まんまですかね?)もあって、行けることなら行ってみたいな、と興味深々です。

「映画と政治」のテーマは日本でも認知度が広まっているようにもみえますが、いかんせん、日本の映画(配給)文化の貧困が評論そのものに影響しているところが限界のように思います。

この企画、委員会には政治学者も、ジャーナリストも、現役政治家も入っています。そういう「アンデパンダン」なものによる層の厚さは、やはりフランスのお家芸なのかもしれません。