リ=カレント。

今年度始まり、そろそろ学会準備の季節となってきました。

日本比較政治学会
6月27日(土)13:30〜15:30
自由企画3「もう一つのヨーロッパ―対抗EU運動の諸相」
司会
網谷龍介(明治学院大学
報告
吉田徹(北海道大学)「政党政治における欧州統合のインパクト」
佐藤俊輔(東京大学・院)「周辺からの『ヨーロッパ』−もう一つの欧州公共圏の可能性」
古賀光生(東京大学・院)「地域からの対抗EU運動」
討論
網谷龍介(明治学院大学
八十田博人(共立女子大学)

この分科会では、しばらく離れていた「欧州統合と政党政治」という研究テーマについて、リカレントなものにしたいと思っています。

分科会F 「金融危機の比較政治学的考察:日米欧の対応をめぐって」
司会 新川敏光京都大学
報告 清水直樹(高知短期大学)「政治制度と金融危機
    杉之原真子(東京大学) 「市場主義の終焉?―世界金融危機をめぐる日米欧の政策分析」
討論  竹中治堅(政策研究大学院大学
    吉田徹(北海道大学

この分科会ではコメンテーターを務めさせていただきます。
竹中先生とは昨年の政治学会で初めてご一緒させていただきましたが、ちょうど今『戦前日本における民主化の挫折』を読ませていただいている途中でした。

戦前日本における民主化の挫折―民主化途上体制崩壊の分析戦前日本における民主化の挫折―民主化途上体制崩壊の分析
(2002/03)
竹中 治堅

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日本政治学会では下記の分科会で報告します。

「デモクラシーと政治空間の変容」
司会:杉田敦(法政大学)
吉田徹(北海道大学
「主役なきデモクラシー?:EUデモクラシー、ヨーロッパ的近代と「普遍」の隘路(仮)」
五野井郁夫日本学術振興会
「ラディカル・デモクラシーと政治空間の創出:Flux, Transnormative culture, and Social movement in World Politics(仮)」
高橋良輔佐賀大学
「コスモポリタニズムとデモクラシー:二つの政治空間の捻じれと摩擦(仮)」
討論:細井優子(現代文化研究所)
    山崎望(駒澤大学

「公開シンポジウム:政治と政治学の間―丸山眞男をひらく―」
司会:山口二郎北海道大学・日本政治学会理事長)
基調報告:川原彰(中央大学)「戦後精神のバトンタッチ:丸山眞男藤田省三と戦後政治学の射程」

パネラー:齋藤純一(早稲田大学)「複数性の政治理論の視点から」
      小川有美(立教大学)「深層思想史的方法の視点から」
      宇野重規東京大学)「希望学の視点から」
      吉田 徹(北海道大学)「小文字の〈政治〉学の視点から」
      五野井郁夫日本学術振興会)「異端の精神史の視点から」

盟友の五野井氏と山崎氏とのセッションですが、政治理論系の人々に挟まれてどこまで肉薄できるのかわかりませんが、学部以来封印してきた(?)政治理論系の切り口で迫っていきたいと思っています。

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リスボンの夕焼けの中の恋人たち。