オバマの言葉。

このブログで知ったのですが、オバマがシカゴの勝利演説で日本のことに触れていたのだそうです(聴いてたけど、全然スルーしてましたね)。

よく聴いている人もいるものでこの人が噛み付いてました。そこで全文を訳した旧知の小飼弾反論をしています。

果て、政治家の演説は「ぼかす」のが常套手段ですから、増してや練りに練られていた勝利宣言ですから、それほど目くじら立てるようなものでもない、と思うのであります。

それ以前に、これほど日本でオバマ期待論が盛り上がっている方が不思議です。
ベルリン市民が歓喜するのは、まだ解ります(Ich bin ein Berliner!)。しかし、日本人に「あなたはオバマ派かマケイン派」かなんて聞くのは、全く持って意味が解りません。オバマに期待する暇があれば、日本の政治への期待と想像力を膨らませるのが先決ではないかと。まあ、アメリカの民主政治の方が面白そうだ、という「隣の芝生効果」があるからなのかもしれませんけれども。

ちなみにこのスピーチは、27歳の元民主党ロビイストが書いたものだというから、驚きです。
否、政治の言葉とは若者だからこそ輝くのかもしれません。オバマサルコジも、党大会での熱弁で、その顔と名が知られるようになったのです。そこには、「政治による希望」がまだ輝いているからかもしれません。

その本質を前にした時、やはりオバマ真珠湾に言及しているかどうかなんて、つまらない話ではないでしょうか。