「偉大なる遊び」、

『月刊現代』7月号で、「インテリジェンス・サミット:『グレート・ゲームの覇者は誰か』」と題された座談会に出ています。

他の話し手は、手嶋龍一、富坂聰佐藤優鈴木琢磨の各氏です。
それぞれアメリカ、中国、ロシア、北朝鮮、そして私が欧州の事情通という配置だということだと思いますが、他の皆さんはジャーナリストやインテリジェンス・オフィサーとして第一線で活躍されているk方々ですから、当然同じ土俵で勝負できるわけではありません。私としては、全体のマクロな構図の中でどう位置づけられるのか、解説に務めてみたつもりです。

これは、活字になっていませんが会話中、手嶋龍一さんがブラウン政権について尋ねられ、「私はジャーナリストとしてセカンドハンドの情報は扱わないのでコメントできない」と発言されていたのが印象深かったです。セカンドハンドの情報しか手元にない学者としては何が言えるというのでしょうか・・・?

この座談会の前のページに、辺見庸さんの美しいきりりとした文章が掲載されています。素晴らしい前文に、期せずなっています。