豊かな地方。

来る6月26日にイル・ド・フランス地方投資セミナーで司会をやることになりました。
http://j-net21.smrj.go.jp/headline/event/031990.shtml
政治学者がなんで?という感じもあるのですが、他方で今年の研究テーマのひとつで同僚の山崎幹根先生と一緒にやらしていただくのが「北海道−四国−スコットランド−コルシカの比較研究」です(人呼んで「周辺比較研究」!)。
http://www.hops.hokudai.ac.jp/symposium/data/G070605.php
そうした意味で、地域経済振興の話には大変興味があり、渡りに船、といったところです。

パリ市を抱えるイル・ド・フランス地方は、EU地域の中でも1人当りGDPでいえばトップクラスに属する地域です。そうした意味では北海道とは比べようもないのですが、他方でそういう地域ならではの不均衡な発展という問題も抱えているようです。

国の中の地域が存在すれば、当然地域の中の地域、という至極当たり前の現状があるわけです。ただ地域圏・地方が国境を越えて相互協力できるだけの条件と枠組みを備えているヨーロッパはそれだけ恵まれている、というのが、いつもこのことを考えて辿りつく結論です。