「政治学・行政学」バトン(-_-#)

はて私は何の「関係者」なんでしょうか(笑)。
それにしても楽しくないバトンですね。

Q1:政治学・行政学を専攻するに至った理由(あるいは影響の大きかった人物・書籍)
思いつくままに挙げると…
学部時代の恩師である蔭山宏のラディカルさ、川原彰のしなやかさ、内山秀夫の分らない凄さ。
「世界」「正論」「諸君!」「宝島」といった論壇のイデオロギー
書籍としては、C・シュミット『シュミット時事論集』、M・ウェーバー『社会科学の方法』、H・アーレント『人間の条件』、西部進『人間論』。

Q2:現在注目している政治学・行政学
特におりません…やっぱり「デビュー作」が一番良いのですが、その段階で名を知ることは余りないので。
H・ヴェーラーを再読しています。しつこく論文と本を集め続けているのは、PA.HallとVA.Schmidtでしょうか。

Q3:最近購入した政治学・行政学本(雑誌含)
沢山ありますので…買って良かったな、と思うのはG.Bossuat,Faire l'Europe sans Defaire la France(2004)、Charles Tilly,Why?(2005),ウィルソン『フィンランド駅へ』、ムフ『民主主義の逆説』など。

Q4:これから政治学・行政学を学ぶ学生に対して是非勧めたい本
これも難しいですね。
ヨーロッパ政治ならツヴァイク『昨日の世界』、
国際政治ならカー『歴史とは何か』『危機の20年』、
政治科学ならH.ヴェーラー『近代化理論と歴史学』、
行政学なら松下圭一『シビル・ミニマムの思想』、
最近のものでは日本政治学会編『3つのデモクラシー』(2002年)、
論文なら佐々木毅『20世紀体制に関する一試論』(『思想』)、
でしょうか。
いずれにしても大事なのは、古典の素養と歴史への洞察、同時代に対する感受性、「凄いもの」に触れること、あと「政治的なもの」に対するセンスなのではないかと思いますよ、はい。