お昼寝。

CPE反対の街頭デモで眠る暇のなかった人には関係ないが、3月15日は国連の定める「世界眠りの日」なのだそうだ。45%の仏人が「睡眠不足と感じている」という(果て、それはデモで忙しいせい?)。ちなみに平均睡眠時間は7時間半だという。

ちなみに、スペインでは1月から公務員のシエスタが禁止になったそうで、7月からはギリシャでも同様の措置がとられるという。日常生活の「近代化」への第一歩かもしれない。

詩人J・プレヴェールは、日が落ちてから街に出かけて、毎日21時にホテルにチェックインし、24時きっかりに起こすようにメイドに指示したという。そこから彼に活動は始まった。

政治家ミッテランは、1974年の大統領選でのTV討論の前に昼寝をしすぎて、敵のジスカール=デスタン相手に冴えをみせることができなかった、と側近のアタリは記している。彼が81年の選挙の際にこの失敗に学んだかどうかは知らないけれども。

何はともあれ、昼寝と睡眠は画一化と労働に対する大事な防波堤のための時間である。

3時間睡眠を是としていたナポレオン曰く、「6時間寝るのが男性、7時間寝るのが女性、8時間寝るのが馬鹿」と言い放ったそう(果て、9時間寝ることもあるボクはそれでは?)

(06.03.21)