フランスの老舗情報サイトAtlantico.frに、フクシマ原発事故を受けてのインタビューが掲載されました。 フランスでは、日本の政界と原発ロビーの関係の話が先行していますが、原発そのものが優れて社会的な意味を持つものであること、それゆえにフランスと無…
「困ったなぁ」。父親の困惑をよそに、7ヶ月の息子は足元に群がる公園の鳩に興奮している。暦はすでに9月。ほぼ10年ぶりに住むパリはそう大きく変わっていなかったが、変わっていたのは自分だった。何分今度は家族連れ、読み違えたのは子供の預け先が中々見…
Conférence Japon : quel leadership national et international ? 日本の政治、外交リーダーシップの行方Mardi 31 mai 2011 à 18h30 2011年5月31日(火) 18時30分Coorganisation Centre Asie-Pacifique, Direction des affaires internationales et des écha…
無事、シアンスポの講義も終わり、今日期末試験の採点表を事務に持って行って、今期の仕事も、これでめでたく終了となった。もともと、シアンスポと関わりを持ったのは、1999年ごろのこと。当時、企業派遣でパリに来ていた私は、毎日の大半をオフィスで過ご…
Nous avons le plaisir de vous inviter à un panel de discussionRepenser le Japon: A partir de la crise nucléaire de Fukushima(suivi d’un cocktail)Organisé par l’association des étudiants japonais de Sciences po et le bureau de l’université …
1981年5月10日は、フランス第五共和制(1958年〜)で初めて左派の大統領が誕生した日として記憶されています。第五共和制は、ドゴール大統領による政治体制でしたから、その中で四半世紀をかけて政権交代を実現するのは容易ではなかったということになります…
「ウエスト・フランス紙」(2011年4月7日付)深化した日仏関係に向けてセバスチアン・ルシュバリエ フランス社会科学高等研究院准教授・日仏財団ファウンダー吉田 徹 北海道大学准教授・パリ政治学院客員研究員 東日本大震災で日本から真っ先に避難したのは…
海外にいると、地面の揺れを感じない代わりに、映像情報に頼るので、感情が増幅されて逆に眩暈のようなものを感じます。当地でも、学生がチャリティや日仏学生の会合をしたり、日本人学校がバザーを開催したりと、出来ることやっています。私の生業はモノを…
『ポピュリズムを考える――民主主義への再入門』(NHKブックス)が先週末に書店に並んだようです。この本の狙いや執筆した動機については、いわばA面的に「シノドス・ジャーナル」で説明をしたので、ここではB面として(ええ、カセットテープの話ですよ!)…
GRANT Monash European and EU Centre International Research Fellowships 2011-2012 Deadline: 7 March 2011Call for applications The International Research Fellowship Programme provides funding support to international visiting fellows at the …
明けましておめでとうございます。「ル・モンド」で一番好きなが、大体最終ページにのっているRobert Sole署名の「Billet」というコラムです。 軽妙でいて洒脱かつ味わい深い一文が乗っています。日本でいえば朝日に「天声人語」みたいなものですが、趣きと…
すっかり久々の更新になりました。12月22日、「日仏グローバルアジェンダ・ダイアローグ」と称したフランスEHESS(仏国立社会科学高等研究院)日仏財団と北海道大学法学研究科・公共政策大学院との1日セッションを開催します。 詳細はこちら。 http://ffj.eh…
サルコジ大統領による組閣から2夜明けました。昨日は大統領による共同TVインタビューがあり、ジャーナリストから色々と突っ込まれていました。3月から内閣改造をすると宣言しておきながら、首相も変えず、結局大きなサプライズも入れ替えもなかったのは、支…
フランスで最も注目される社会学者ミシェル・ヴィヴィオルカ、フランスきっての日本政治研究者ジャン=マリ・ブイスーと吉田徹の3人で、日本と先進国の民主主義についてのラウンドテーブルを行います。 TABLE RONDE DE LA FONDATION FRANCE-JAPON DE L’EHESS…
9月のバカンス明けから、世はデモとストライキの連続である。老齢人口の増加で年金財政は破綻寸前ということで、今まで時の政府にとって鬼門だった定年制の改革にサルコジ政権が乗り出したからだ。改革案の骨子は、現在の定年60歳(満額給付開始年齢、実際の…
「VOGUE Paris」は、2010年10月に90周年を迎えての特大号。 700ページ、重さ2キロ375グラム(雑誌屋のおじさん曰く)もさることながら、その内容が豪華絢爛。 各メゾンの90周年用特別広告に、ヘルムート・ニュートンからブルース・ウェバーらの別冊写真集が…
ACADEMIC YEAR 2010-2011The Master in European StudiesEach year the Universities of Siena, Salamanca, Coimbra-Açores, Strasbourg, Jagiellonski in Krakow, Panteion of Athens, Leibniz in Hannover, Oradea, Montpellier I and Maribor organize th…
以前のエントリで紹介したルネ・レモン。 http://yoshidatoru.blog22.fc2.com/blog-entry-78.html彼の人生とフランス政治史を重ねたドキュメンタリーがネット上で観ることができます。 http://www.publicsenat.fr/vod/documentaire/rene-remond,-l-histoire-…
彼と会ったのは、93年ごろ、まだボクが大学1年生だった頃だ。 彼と出会った場所は、ケニヤ北東部のカクマにある難民キャンプだ。 彼はウガンダからの難民で、詳しいことは話さなかったが、当時の与党に抗議運動をした廉で難民になったという。カクマ・キャン…
パリに着いて約一ヶ月弱。ようやく固定電話とインターネット回線が開通しました。あそこに指示し、こちらをせかし、それだけでマネージメント能力が試される世界。ふてくされて、ロゼを梯子しながら本を読む日々でした。マルク・ブロックが「奇妙な敗北」で…
サバティカルでパリに滞在です。 案の定、スムーズには物事が進みません。諸々落ち着くまでまだ時間がかかりそうですが、やれること、やるべきことをひとつずつ。それ以外にやれることはないですから。
鞄心理学(2010/05)中山 和彦商品詳細を見る先日、朝日ニュースターの「週刊鉄学」で著書がゲストの回を観た。 精神医学が専門の著者は、種々の鞄を「細胞」に見立てて、鞄を自我の投影と象徴とみなすという、興味深い解釈を展開していた。鞄の機能や形状その…
ツイッターとFacebbokがあると、それで満足してしまうというのは本当で、中々ブログに手が回らなくなりました。10日のTBS報道特集と12日のJ-Wave(07:40〜)と電波露出します。 あと、こんなのも。http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20100707/21…
かつて『論座』(発刊当初はRONZAと標記していた記憶もありますが)という、朝日新聞社が出していた「総合雑誌」がありました。保守の総合雑誌としては「正論」や「中央公論」があり、左派には「世界」がありましたが、そのように原理的なものの見方ではなく…
その人は、40歳半ばである。ここでは仮にSさんと呼んでおく。Sさんは、もともと先物取引のディーラーをやっていた。その彼がその後、外資系保険の営業マンに転じたのは、離婚がきっかけだった。離婚を機に、保険金の払い戻し金を娘に渡そうとしたところ、解…
実は、いまだに人前で話すのは苦手です。はい、こう見えても実はそうなのです。 そんな人間に公開講座で、一般向けにわかりやすく、今の政治について話すというのはかなりの負担なのです。 でも、例によって何とかなるでしょう。基調としては「なんで政治っ…
いつもコーヒー豆は近所の自家焙煎の店で購入していたのだけれど、いかんせん大量のコーヒーを消費するので、安くて大目に購入できるということで、最近はもっぱら大阪の田代珈琲 http://www.rakuten.co.jp/coffeeyasan/からの購入に。 このお店、発送前日に…
どうにかこうにか無事終了。 http://live.nicovideo.jp/gate/lv16951183基本的には「それオッケー」とならないように、上手に対立軸を作っていこうとしたつもりですが、個人的には、「政治学」の限界を強く感じたアリーナでした(と、お前が政治学を語るな、…