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『感情の政治学』

■久々のアップになります。さて、8月11日に新刊が出ます。タイトルは『感情の政治学』(講談社メチエ)。アマゾン感情の政治学 (講談社選書メチエ)ときにこの講談社の選書メチエというレーベル、確か私が大学生の頃に発刊され、古今の思想家・哲学者のサイン…

「二大政党制批判論」の電子書籍化について。

最近になって、拙著の『二大政党制批判』(光文社新書、2009年)を購入しようとしても書店品切れで、出版社に問い合わせてもも品切れ・重版未定で入手できない、とのご指摘を頂くようになりました。刊行当時は宮崎哲哉さんや東浩紀さんにパワープッシュして…

道新に寄稿した映画「ハンナ・アーレント」評です。

クリスマスの今日の北海道新聞の夕刊文化面に「映画『ハンナ・アーレント』が問いかけるもの――何が「善」であるのか」という文章を寄稿しました。アーレントは政治思想家・哲学者としては二流かもしれません。しかし、それゆえ彼女にしか描けないものがあり…

映画「ハンナ・アーレント」ゼミを開催

すでにツイッターやフェイスブックで告知していますが、来る12月21日(土)に、札幌シアターキノで山口二郎先生とともに映画「ハンナ・アーレント」をめぐる対談をやります。 全国的にもすでに似た試みがありますが、当日は「ゼミ割」と称して3人以上で入館…

フランスLe Banquet誌 日本特集号

久方ぶりの更新になってしまいました。フランスではCommentaire, Debat, Espritといった日本的にいえば有名な「論壇誌」がありますが、その「第四」の座を目指すと豪語しているLe Banquetという雑誌(季刊)があります。他の雑誌と同じように、どこの出版社…

「政治はなぜ嫌われるのか」訂正、

コリン・ヘイ著『政治はなぜ嫌われるのか』(岩波書店)は、日経、朝日、読売、北海道新聞等で紹介されたこともあり、お陰様で好評をいただいているようです。政治はなぜ嫌われるのか――民主主義の取り戻し方(2012/11/22)コリン・ヘイ商品詳細を見るただ、一…

ANU の奨学金。

続けて、ANU(オーストラリア国立大学)からの欧州研究の奨学金。ANUの環境はとても良いみたいですよ♪Visiting Fellow Programs 2013-2014 Fellowship Round April 2013 to April 2014 Closing date: 1 February 2013The Visiting Fellowship Program at the…

コリン・ヘイ著「政治はなぜ嫌われるのか」刊行です。

昨年末から取り組んできたコリン・ヘイ『政治はなぜ嫌われるのか――民主主義の取り戻し方』(岩波書店刊)が11月21日に発売予定となりました。本と出会ったのは、招聘先のパリ政治学院の書籍購入部で、おそらく誰かが教科書指定したのでしょう、平積みになっ…

【募集】みなさま、3.11の一周年に合わせて、フランスの言論報道ウェッブサイトOpinion Internationalが証言集を募集しています(日本人限定)。 http://www.opinion-internationale.com/もし協力しても良いという方がいらっしゃいましたら、下記の質問に短…

【ジュネーブ国連研修会】

以下、主催者のJARCより、ジュネーブでの国連就職ナビのお知らせです。 ご連絡をいただければ厚遇いたしますので、奮ってご参加ください! 国際公務員を目指す約12名の方々を対象に、就職活動準備のお手伝いをすることを目的とした、ジュネーヴの国際機関…

「日本の反核運動はなぜ脆弱なのか」【Atlantico.fr】

フランスの老舗情報サイトAtlantico.frに、フクシマ原発事故を受けてのインタビューが掲載されました。 フランスでは、日本の政界と原発ロビーの関係の話が先行していますが、原発そのものが優れて社会的な意味を持つものであること、それゆえにフランスと無…

「埃から建物を作る」(Rene Remond)

以前のエントリで紹介したルネ・レモン。 http://yoshidatoru.blog22.fc2.com/blog-entry-78.html彼の人生とフランス政治史を重ねたドキュメンタリーがネット上で観ることができます。 http://www.publicsenat.fr/vod/documentaire/rene-remond,-l-histoire-…

ツイッターとFacebbokがあると、それで満足してしまうというのは本当で、中々ブログに手が回らなくなりました。10日のTBS報道特集と12日のJ-Wave(07:40〜)と電波露出します。 あと、こんなのも。http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20100707/21…

メディアなど、

ゴールデンウィークで久しぶりにゆっくりした時間を送っています。さて、とはいえ来週6日には英国総選挙。 本来はフランス政治が専門でイギリスについては通り一辺倒のことしか知りませんが、 二大政党制の文脈から分析せよ、との依頼をいただきました。英選…

ワシントンでのフェローシップ[社会科学]、

3 multi-year dissertation fellowships Deadline: 1.3.2010The German Historical Institute (GHI) in Washington D.C. offers up to three multi-year dissertation fellowships to outstanding graduate students in a variety of disciplines including …

「あちら側(そして、私たちは愛に帰る)」

ファティ・アキン監督の作品は、2004年の「愛より強く」で知っていた。 超えられない壁からきりきりと痛むような男女の感情をビビッドに描いた作品に続く、「そして、私たちは愛に帰る(Auf der Anderen Seite=あちら側)」にも強く魅せられた。そして、私…

1Q89、

「外交フォーラム」12月号に、「ヨーロッパ1Q89――抵抗する記憶」とするエッセイを寄せました。 http://www.toshishuppan.co.jp/gaikou.htmlヨーロッパ政治関連で久々に「柔らかいもの」を書く作業となり、楽しかったです。 やっぱりヨーロッパはいいなぁ…

J.ラング、北へ。

サルコジ大統領の懐刀、元社会党大臣のジャック・ラングがすっかり朝鮮半島づいている。 http://yoshidatoru.blog22.fc2.com/blog-entry-193.html 今度は、キューバとの交渉に続いて、北朝鮮担当の大統領特使に任命された。まずは、訪日から日程をスタートさ…

「映画と政治」

10月17-19日に、フランスのトゥールで「映画と政治」についての初めてのフェスティバルが開催されます。 http://www.cinema-politique-tours.fr/le-festival/presentation.html コンペティションもある模様。上映される作品のラインナップも古今東西万弁なく…

スラムドッグ$ミリオネアの新しさ。

「おくりびと」騒ぎをみていると、つくづく日本は他者からの評価に弱いのだな、と感じる。 こちらは外国映画賞だが、作品賞、監督賞ほか8部門を撮った「スラムドッグ・ミリオネア」を観る。ダニー・ボイル特有のリズムとテンポで飽きさせない。インド版「ト…

Bond or Bourne?

一足先に「007―慰めの報酬」をみてきた。 原題は"Quantum of Solace"。直訳すると「ほんの少しの慰み」という程度だろうが、久々の良い感じに仕上がったシリーズの邦訳である。SNSやブログではすでに賛否両論出ているが、大方は好意的な意見が多いようだ。確…

CALL FOR POSTGRADUATE GRANTS 2009-2010 IN HISTORY (Deadline 31.01.08)

The mission of the Department of History and Civilization is the study of European history from the Renaissance to the present day, recognizing that the issue of Europe's frontiers over time remains an open subject, just as the constructio…

『敵こそ、我が友』

「敵こそ、我が友」 http://www.teki-tomo.jp/株式会社キノ 支配人 中島さま、一昨日は、『敵こそ、我が友』の試写会にご招待をいただき有難うございました。 この作品は、偶然友人のブログで知ったのですが、東京に出向いた際に映画館に出かける機会を中々…

再びジャット。

以前、当ブログでも紹介したトニー・ジャット『ヨーロッパ戦後史』(みすず書房、上下)を14日付けの日経新聞の日曜書評欄で紹介する機会に恵まれました。ヨーロッパ戦後史(下)1971-2005(2008/08/23)トニー・ジャット商品詳細を見る大好きな本を広く一般に紹…

バルへ、哀悼。

確か誰か米政治の専門家が『ザ・ホワイトハウス(The West Wing)』は、ドラマの中で米政治を学ぶ最良の教科書と言っていたが、そこまで持ち上げないにしても、大統領が何故かいつも西海岸にいる『24』なんかよりもずっとシリアスで人間味の溢れるシリーズで…

毒入り餃子で中毒になったのは日本人だけではない。

『君の涙ドナウに流れ(原題Children of Glory)』は駄作だったけれども、オリンピックが「平和の祭典」などというのは戯言なんだと教えてくれる映画だった。実際そう思ったことは一回もないけれども、やはりミサイルが堂々と配置されているオリンピックとい…

United We Stand. Europe has a Mission (2006)

「問題がある、いやそれはアメリカと中国という2つの問題だ―EU大統領の発したこの一言で、特殊舞台が編成された。「英国人」(E.マクレガー)、「スペイン人(P.クルス)」、「ドイツ人」「イタリア人」「フランス人」とだけ呼ばれる先鋭部隊の隊員たち。彼…

政治学で大事なこと。

出るか出るか、と執筆者を含めてハラハラさせていた北大政治学講座による『政治学のエッセンシャルズ―視点と争点』(辻康夫・松浦正孝・宮本太郎編)が無事発刊されるにいたりました。 http://books.yahoo.co.jp/book_detail/32023679私自身は、「団体政治と…

そらいさん家のさんこちゃん。 みなに愛されるさんこちゃん。 お誕生日おめでとう♪by ほれいしょおぢさん。

20世紀は何に敗北したのか。

「活かす」ことは難しい。その対象が人間であれ、物質であれ、現に目の前に存在するものをどうすれば「活かす」ことができるのかは、対象ではなく、むしろ主体そのものが問われるからかもしれない。それが「思想」であればなおさらのことだろう。市村弘正の…

本―頂きもの。

ちょっとの間に随分と頂いた本が溜まってしまいました。 大変失礼なことですが、まとめてご紹介させていただければと思います。?少し前ですが、訳者の小舘尚文さんから「ポリティカル・アニマル―『政治家』という奇妙な種族の生態学」を頂戴しました。ポリテ…

微熱−愛と革命の日々(Gymnaslasrer Pederesen)

微熱 愛と革命の日々(2008/01/18)クリストッフェル・ヨーナル、アーネ・ダール・トルプ 他商品詳細を見るフェリーニの「女の都」を思わせるオープニングから、秀逸な演出と映像で1960−70年代のノルウェーの「革命時代」を描く。いけてない内向的な男性闘士と…

こわれゆく世界の中で。

こわれゆく世界の中でジュード・ロウ.ジュリエット・ビノシュ.ロビン・ライト・ペン.マーティン・フリーマン.レイ・ウィンストン.ヴェラ・ファーミガ.ラフィ・ガヴロン.ポピー・ロジャース.ジュリエット・スティーヴンソン (2007/09/19)ウォルトディズニース…

誰にとっての悪夢?

例によって映画館でみようと思ってみはぐってしまっていた「ダーウィンの悪夢」がDVDでレンタルされていたので借りてきた。 http://www.darwin-movie.jp/ ダーウィンの悪夢 デラックス版フーベルト・ザウパー (2007/07/06)ジェネオン エンタテインメント …

ベルナルド・ベルトリッチ監督『1900年』(伊=西独、1976年)

北大の高等法政教育研究センターのニュースレターからの転載。 http://www.juris.hokudai.ac.jp/~academia/newsletter/index.html イタリア人画家、ジュゼッペ・ペリッツァによる有名な「第四身分(il Quarto Stato)」のフェードインから始まるこの映画は、…

Demadez plus a la Politique!

取り急ぎ2007年のフランス大統領選の速報のみ掲載します(細かい数字は変わる可能性があります)。詳細な分析はそのうち、ということで。・結果(内務省): ニコラ・サルコジ 53.35% VS セゴレーヌ・ロワイヤル 46.65%・分析: サルコジ票のうち、バイル…

「ワインと外交」

ワインと外交西川 恵 (2007/02/16)新潮社 この商品の詳細を見る以前書いたレビューですこぶる好評だった『エリゼ宮の食卓』を著した西川恵氏の新著『ワインと外交』(新潮新書)が出た(横手さんえらい!)。今回はコンパクトな新書であるし、二作目であるし…

可哀相なジェームズ。

↑このドレスはロベルト・カヴァリ。忙しくとも、007シリーズとA・パチーノの映画は何故か欠かさず見ている。ということで、遅ればせながら前評判の高かった「カジノ・ロワイヤル」を見てきた。D・クレイグは恐らく今までの中で最も良質な俳優であることは確…

「まぼろし(Sous Le Sable)」

女性は引きずらない、といったのは誰だ。それにしてもオゾンは舌を巻くほど手数の多い監督だ。 ドラマティックな悲劇を、さらっとした日常の中に埋め込んで、喪失の痛ましさを浮き彫りにしていく。電話の着信音、フローリングの軋み、パスタのゆで方、タバコ…

「クラッシュ」。

9.11と人種問題。この二つはあの事件以来、アメリカを呪っている(haunted)ように思える。「文明の衝突」は国内へと切り込んでいった。「クラッシュ」は、その呪いを露払いしようとする作品だった。 だからこそアカデミー賞をとることができたのだろう。こ…

<われわれ>の時代へ。

言葉を紡ぐためには、どうしても「語り口」のようなものが必要になる。ボクは感覚的にも、あるいは文章の技術においても、この「語り口」のようなものが苦手だ。単に文章が下手という話もあるのだが(その昔朝日の早野透に、君は文章がへたくそだな、と言わ…

知を総合するとは?

東北大学で、新たに「融合型」の大学院コースを設置するという。 そのうたい文句はこうである。既存の学術領域の融合により形成された新融合分野の研究から世界に向けて発信される研究成果を基盤に活動を展開しようとするものです。ここでは、複眼的視野で多…

D.ノゲーズ「人生を完全にだめにする11のレッスン」

本たちと長く付き合っていると、どうしてもアフォリズムに引かれる。 生きる上での真髄が、短い警句として、文脈に寄り添いつつも普遍的に提示される。そこには<芸=アート>がある。 例えば、アドルノの晦渋な「啓蒙の弁証法」よりは、同じ問題に取り組み…

ロゼッタ。

「私はきちんと仕事しているのになぜクビにされるの!」 「試用期間が終わったからだ。それ以下でもそれ以上でもない」 トレーラーハウスに暮らす彼女は、それでも人間としての尊厳ある生活を続けるためのプライドを保とうとする。彼女は単に生存しようとす…

Je t'aime moi non plus.

最近ぎゃお、ぎゃお、と煩いので、どんなものかとアクセスしてみた。 意に反して、中々の名作が映画コーナーに並んでいて、勢いで大好きなギャバン(宇宙刑事でも胡椒でもないですぞ)の映画を通しでみてしまった。 「大いなる幻想(la grande illusion)」…

シャン・ド・マルスの散歩者。

http://www.lepromeneurduchampdemars.com/noflash.htm2004年末に公開されたミッテラン大統領を主人公とした映画。 「ミッテラン映画の製作中!」との報を昨年フランスで仕入れ、これを観にパリに行こうかと本気で思ったほど、待ち遠しかった(結局かなわな…

"Sweet Neo Con"

Rolling Stones,"Sweet Neo Con"(from The Bigger Ban)You call yourself a Christian I think that you're a hypocrite You say you are a patriot I think that you're a crock of shitAnd listen now, the gasoline I drink it every day But it's gettin…

マイケル・マンの映画。

最近、整理していたVTRから素粒子ざらざらの、90年にTVXで放映していた「マイアミ・バイス」の録画が沢山出てきた。懐かしいな、と思ってつらつら観ていて、「やはりこれはマイケル・マンの作品だな」、と感じた。例えば、The Death and the Ladyというエピソ…